ひともじ違うだけなのに

こんにちは

ヨコミネ式学習教室御器所校です

本日は、文章の面白さについてブログを書こうとおもいます。

先日、スタンダードクラスで「詩」を取り入れ、皆で読みました。

普段新聞読みをしている分、文字数のすくない詩を読むことは簡単ですが

詩のほうが

情報を読み取る事

って難しいんですよね

文字数が少ない分、情報も少ないですから

今回は、谷川俊太郎の「ふくらはぎ」をよみました

一部抜粋します

俺がおととい死んだので
友だちが黒い服を着こんで集まってきた
驚いたことにおいおい泣いているあいつは
生前俺が電話にも出なかった男
まっ白なベンツに乗ってやってきた

突然ですが、質問です

・電話にでなかったのは 誰でしょう

正解は、「俺」ですよね

あいつの事が鼻についていた俺はあいつからの電話を無視していた。それにも関わらず、俺の葬式に来ておいおい泣いてくれている事に俺は驚いている

という事です。

鼻についていたことが、"白いベンツ"という言葉から何となくわかりますよね。

この箇所ですが、面白い事に、

生前俺 の 電話にも出なかった男

と変えるだけで立場が逆転しますよね。

たった一文字変えたただけで意味が変わってきてしまう

これが国語の面白さですよね

詩に触れる事は読解力も高めますし、想像力も高めます

少ない文字数で、筆者は何を伝えたいのか

文章は前に進んでいくものですが

フレーズの一つ一つには高さがあります

どれだけでも深く潜れます

良い文章を沢山よんで

沢山の世界をどこまでも想像してほしい

そんな気持ちです

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